SOHO GUILD


スペースで切る
移動・定住・都市・田舎

1 空いたスペースはみんなのもの?
デジタル遊牧民型

●アメリカの砂漠でみかけるモービルオフィスのように、モバイルとMOだけ持って自分のオフィス、友人のオフィス、あるいは取引先、外注先、便利ならば相手が受け入れるだけ都市に点在するSOHOを渡り歩き活用しまくるデジタル遊牧民スタイル

●短期間だけのプロジェクト単位のタスクチームや、並行して進む企画に合せて進化した典型的SOHOワークスタイル
●フリーライターが重なる取材のため自宅に戻れず、各編集部の仮眠室を渡り歩き、知人の編集プロダクションを資料の倉庫代わりに使用したりする事例が一般的。SOHO経営者が追い出しにかかっても、空いたスペースには必ずといっていいほど他のSOHOが居すわってしまうので苦情が多い。

■事例/
・荒俣宏氏が平凡社を15年間占拠し、その間ちゃんと結婚もしていた話はSOHOの間では有名な話。スクワッター(占拠)される居心地の良いスペースは、当然評価が上がる。
・この原則をビジネスにしたのが、クラブDJ空間ビジネス。欧米では数千人がすみついたアシッド・コミューンなるものも珍しくない。   

●最近ではそのニーズをビジネスにしようと不動産、電鉄各社による専用線導入によるSOHO共同オフィス(デジタル工房)ビジネス開発も進むが、多くは「家賃が高い」とか「綺麗すぎる」「深夜好き勝手に使えない」などのクレームが多く、不評。

■事例/
阪急(大阪)、アークヒルズ(六本木)、パソナ(高田馬場)、三井不動産(幕張、霞ヶ関)、京都府(サイバー京都)、他

●自由を愛するSOHOには効率よく管理されすぎる共同オフィスは敬遠される傾向あり。
 やはり「デジタル合宿」とか「サイバー横町の下宿」のようなアットホームで魂の磨かれるスペースの登場が望まれる(^_^)

■イメージ事例/
「レインボウ2000」(2万人集結の富士山のふもとのテクノ・レイブ)、「命の祭り」(長野)、水晶の館(知人のSOHOが住む学芸大前のコミューン)、WANA関西のロフト(大阪)

2 SOHOは座って半畳、寝て一畳!
デジタル・スーイト・マイホーム型
 

●かって音楽を忘れ、軽井沢で息子ショーンの養育に余生をかけようとしていたジョンレノンに見習い、妻の出産、ペットの飼育を理由にHOにこもりきるSOHOは少なくない。

●ベンチャー事業には関心ない。ネットさえあれば普通に暮らすだけの仕事に不自由はしないとばかり、SOHO都心の青山・原宿・渋谷アレー郊外に住居をかまえ、ガーデニングに精を出す30代SOHO増大中。

■参考/80年前期このSOHO都心エリアのみを「東京」と呼び、他のエリアは全て「地方」だった 時代がある。かってSOHO首都は何故だか神宮前の「まい泉」辺りだった。今は三宿辺りか?
■事例/
・人気急上昇のデジタル・マイホーム地区〜富ヶ谷、初台(アスキー、NTT移転の影響?) 

●長引く不況で、起死回生の容積率緩和、SOHO向け不動産ローン(外資系金融)の登場で生涯年収の不確定を理由に土地・空間所有から疎外されていたSOHOにもやっと春が到来?

●「2割り3割り引きは当たり前〜!今なら懐かしのコンクリ打ちっぱなしにスエーデン式ガーデーニングをおまけに付けて、元丸井のインテリアン館スタッフだった親方が容積率無視の裏技工事をさせていただきますよ!」〜細々とリフォームで喰い繋いできた空間系SOHOも復活!

■事例/
・デジタル不動産社(元リクルートコスモス系SOHO)、
・1年間で500%増加の不動産HP、月間1000万ヒットを超す不動産ロボットエンジン
・マッチング サービス、
・シティバンクの超低利不動産ローン、価格破壊のインポートハウス、
・ジモティSOHO工務店VS大手系列工務店の法規制無視の割引合戦、

●仕事よりも家族やペットが大事というSOHO的「ヒューマン・HO・テースト」の登場。
 通勤時間レス・移動時間の消滅が、使い方次第で充足感を得れるSOHOならではの「オルタナティブ・タイム&スペース」を発見!
●ネットに溢れるSOHOBBS&メーリングリスト〜「デジタル仮想家族」、ペットHPリンク網、
●150団体を超すSOHO団体のHPなかでもデジタル仕事ガイドのSOHOメーリングリストは人気
●「保育所料金が下がらへんなら、子供はパソコンに預けましょ」〜元キャリアSOHO主婦がデジタル業界を席巻。急速に登録者を集める在宅主婦系SOHOアウトソーシング・ネット

■事例/
・SOHO主流の東京「いぬ集会」(毎晩21:00開催の神宮絵画館前広場、20:00/22:00〜の夜間2部制をとる世田谷いぬ集会、毎夜ドックラン状態の新宿中央公園)、
・世紀末の近所付き合い「ネットお隣さんを探せ!」、
・4000人のSOHO主婦を登録する埼玉FAME、
・創刊8カ月で1万人を突破したメールマガジン「週刊SOHO」、
・台湾SOHO(邦人商社妻)VS筑波SOHO(学園都市教授夫人)抗争による印刷業界の校正価格破壊

3 SOHOリターンズ!
住めば都のネオ故郷へのSOHO移住型

●「南仏プロバンスって、日本じゃ別府みたいなとこでしょ。そろそろ東京にも厭きたし、田舎に帰って鶏でも飼うかぁ〜」
 都心にトレンドがなくなり地方との情報格差のなくなった今、SOHOが都市にこだわる必要は薄れてきている。センスリーダーの都市放棄が90年代の傾向だったが、安いギャラの割りには高価な生活維持費のかかる都市SOHOライフに快別しようという空気は強い。
 一般デジタルSOHOにもリターンズが現実的問題に。

●「不況脱出はセカンドハウス開発から!」という政府緊急経済対策ではないが、自治体、官民あげてのSOHO誘致プロジェクトの発動は枚挙にいとまがない。

●成長力・国際競争力のない既存産業に見切りをつけ、将来の黄金の法人税・人口増加の切り札になるかもしれないSOHOへのラブコールが始まった。しかし、多くは中央交付金狙いがみえみえ(^_^)

●住民票獲得!SOHO新会社設立してくれたら2年間は法人税免除〜無償SOHO事務所提供から、「SOHO家族で遊びにきんしゃい」長期ワーカーズホリディまで、全国4600自治体の生き残りはデジタルSOHOの誘致?果してSOHOは田舎の救世主になれるか?(税金はらえるのか〜?)

■事例/
・原宿中学廃校〜デジタル工房としてSOHOに開放?〜人口激減に悩む「原宿デジタル・ワールド」(原商連・原宿SOHO)のスマートバレー公社方策
・近未来の税金(法人・住民・消費)激減にSOHO誘致で競合の中央線各都市(三鷹SOHO、八王子、多摩、小金井、国立、他)
・「高速インターネット構築SOHO支援します」〜HP開設で月額5万円補助?(横浜、川崎、神奈川県のSOHO支援三国志)
・岡山情報ハイウエイ、広島仮想サイバー政府、京都サイバーギルド(1000年の町屋をデジタルSOHO誘致で保存計画)

●SOHO側でも子供の養育、実質生活環境の向上、旧SOHO(祖父・親の自営事業)を新SOHO(デジタル・インキュベーターとしての期待が集まる跡継ぎ)が助ける、などの動機でUターン、Jターン、Iターンが静かなブーム。

●サイバー上では距離的差異は必ずしもマイナスではないので、人件費、生産装置維持費、生活費の安さ、特に都心の数倍はとれるSOHOスペースへの魅力で、今後SOHOリターンズは加速か?

●「SOHOはパラダイスに弱い」という定説通り、法人税が安く、会社設立も容易な香港、オキナワ、タイ、ハワイ、豪州への海外南国移住も根強い。

■事例/
・サイバーベンチャーの多くは地方SOHO。
・「地方発〜世界行き」というデジタル中華思想が、地球市民への距離を実際に縮めている
・日本の10%以下の費用で可能なハワイ、米国本土でのSOHO登記がブーム
・中高年シルバーSOHO村、SOHO都市開発に復活を賭ける一部ゼネコン



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